栄光一途

読書の秋シリーズ、ということで(そういうことなのか>自分)3連休にどこか行くでもなく、読書に励んでいる私です。
さて、雫井脩介氏のデビュー作『栄光一途』ですが、アルペンスキー大好きっ子な私はこれの続編『白銀を踏み荒らせ』を先に読んでしまっていました。
『栄光一途』は柔道界を舞台に、ドーピング疑惑を調査するミステリ。話自体はひじょうに楽しく読めました。が、可笑しいのが巻末に掲載された新潮社の賞に対する審査員らのコメント。『栄光一途』が受賞しているのですが、他のノミネート作品共々審査員の先生らに辛口でやりこめられまくりです。
普通、賞を穫ってデビューなんて言うと、『四日間の奇蹟』とかみたいにべた褒めか、そこそこの期待のお言葉を頂戴するはずなのに、えらく扱い悪いです。そっちの方が気になってしまったのでした。