LUNA SEA



Amazonで注文していたLUNA SEAですが、震災の影響でかなりの遅れての到着ということで、不謹慎にも彼らが嵐を呼ぶバンドと呼ばれていたことを思い出してしまいました(他意はないですよ!)。


そんなLUNA SEAのREBOOT後の最初の音源はまさかのインディーズ時代の作品のセルフカバー。
復活作でベストセレクション的なカバーをやるケースはそれなりにありますが(そういえば、同じavexからリリースされたDEAD OR ALIVEの『FRAGILE』も新曲+ヒット曲の新録だった)、こういうのって珍しいんじゃないでしょうか。


そんなわけで聴いた印象と感想ですが、頭の中で鳴っている「Fate」とか「MOON」そのままでした。いや、悪い意味ではなくてね。今出している音で当時の音源を再現するとどうなるか、ということで期待通りの結果だったわけです。当時の表現力との違いがよく分かる、当時からポテンシャルの高かった楽曲がようやく報われた(BRANCH ROADとかCHESSとかね)気がしますね。


そういう意味では、本来1stアルバムだけが持ち得ているパワーとか空気感というものをねじ伏せてみせたLUNA SEAの今の実力はもっと評価されていいのかもしれません。全く違うアレンジで今風に生き返らせてみました的アプローチではなく、かといって演奏や歌の上手さだけが際立っているわけでもなく、アーティスティックな空気感がきちんと残っているところに。「PRECIOUS...」は『PERIOD』に入っているバージョンよりもアレンジ的にはオリジナルに戻ってある種後退しているのに空気感は増してますし。


まぁ、だからこそ、次に期待したいところもあり。Liveでは新曲披露されているようですし(観に行った方からはかなりいいと聞いており期待大!)、震災のチャリティーにされるということで早々のリリースの予定のようですし、いろいろ楽しみなところです。