島本理生『ナラタージュ』

#読書感想文にトラバをいただいたので、最近読んだ本の感想をupしてみる。
てことで島本理生さんの『ナラタージュ』。この人は確か高校生でデビューしている人ですよね。そんな方なので、これは私小説ぽい語り口だけど100%フィクションなんだろうな、という舞台裏は置いておきつつ(最近、そういうところばっかり見るのは悪い癖です…)。
読後感、という読んでて共感、というより、これ俺?みたいな印象。小野くんは俺だ(笑)とか葉山先生、(私の)願望全部満たされてていいなとか、泉ちゃんも何だかんだと自分そっくりとか。
よくよく考えると葉山先生ひどいし、泉それでいいの?って気になるし、伊織くんは狂言回しだよなぁとか。粗はたくさんあるけれども、個人的にはこの世界は好き、というか鏡みたいでいろいろ考えさせられました(苦笑)