土屋昌巳『HORIZON』

ヤフオクに出品されていた土屋昌巳さんの『HORIZON』を無事落札、ていうか他に入札する人なんていないし、それ見越してかとんでもない値段をつけてきたわけですが、これで一風堂土屋昌巳さんの音源が全て手元に揃いました(ベスト盤の『SOME-TIMES』は除く←CDにはなっていない)。あ、『TOKYO BALLET』のCDがなかった(アナログ盤は所有していますが)。
そんな入手困難、つうか無理な『HORIZON』、発売は中2の時で、当時はCD買うお金なんてなかったから図書館で借りてカセットにダビングして、やたらめったらとヘビロテでした。でも、『LIFE IN MIRRORS』とかに比べるとアートな香りが漂い過ぎていて、よさが分かっていなかったのも事実です。10年くらい前に家のカセットデッキが壊れてしまってそれ以降今日まで聴いてなかったのですが、自分の重ねた年齢も含めて、そのよさがやっとわかったなぁ、と感慨ひとしおです。
中学生くらいだとやっぱりバラードとか、メローな曲の価値って分からないですよね。David Sylvianとかもかなり背伸びして聴いていましたし。『Secrets of the Beehive』以外は全然理解できていなかったですからね。でも不思議と自分のココロを鷲掴みにして離してくれないんですよね。Rock/Pop系であっても決してパッと聴きの感性だけじゃないてことをあの時期に学べたのは、今も音楽が好きな自分の大きな糧になっている気がします。